- 内部施策・SEO周辺技術
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こんにちは。早いもので12月も後半戦。寒くなるとともに、年末は何かと忙しい時期です。お身体にお気をつけてお過ごしください。
2015年、SEO業界もたくさんの出来事がありました。そこで今回は、2015年にSEO業界で起きた出来事を少し振り返ってみました。2016年の展望も少し取り上げましたので、最後までお読み頂けますと幸いです。
目次
盛りだくさんです!
- アルゴリズムアップデート
- モバイルフレンドリー
- ドアウェイページ
- パンダ
- ペンギン
- モバイルフレンドリー
- App Indexing
- 2016年の展望
- 高まるモバイル対応の重要性
- ユーザーファーストなウェブサイトの設計
- 高品質なコンテンツ
- 結局本質は何も変わっていない!SEO業界
アルゴリズムアップデート(ペンギン・パンダなどなど…)
2015年も多くのアルゴリズムアップデートがありました。2015年にあったアップデートをまとめました。
モバイルフレンドリーアップデート
2015年初頭に一番話題になったトピックかと思います。
2015年4月21日に初めて導入され、11月1日に更新がありました。
これについては下記「モバイルフレンドリー」で詳しく取り上げます。
ドアウェイページアップデート
ドアウェイページアップデートは2015年3月17日にロールアウトされました。
エリア名ごとにページを作成し、全てのページを「資料請求はこちら」などとしてどこか他のページに飛ばす、といったページは昔からあり、Googleでも警告していましたが、アップデートによって一掃されました。
パンダアップデート
2015年7月17日ごろに、パンダアップデート4.2がロールアウトされました。
これまでよりも緩やかなスピードで更新されていて、数ヶ月近く更新に時間がかかっていました。
今後パンダアップデートは自動で更新されると言われていますが、現状では「自動更新する機能」が搭載されているのみで、実施は手動で行なわれています。
次のアップデートはいつになるのでしょうか。
ペンギンアップデート
2015年は1度もペンギンアップデートが行なわれませんでした。
数カ月前に「近いうちに更新がある」と噂されていましたが、年内の更新は無い、と最近Googleの方が明言していました。
ペンギンにせよ、パンダにせよ、こうしたアルゴリズムはスパミーな行為を働いている人たちが対象となっているので、最近ではあまり話題に上らなくなりましたよね。
モバイルフレンドリー
2015年でかなり大きなトピックとなったモバイルフレンドリー。弊社でも数多くのお客さまよりお問い合わせを頂きました。
2015年4月21日に始まったモバイルフレンドリーアップデートは、2015年2月にGoogleから予告があったため、実際に開始されてからの影響度はあまり大きくなかったようですが、「これからはモバイルもしっかり注力していかなければならない」と気づかせてくれた出来事でした。
あれからGoogleはモバイルに関するさまざまなガイドやツールをリリースしています。
- モバイル向けサイトを制作する前に必ず読んでおきたい
モバイルフレンドリーガイド - 現状のモバイル向けサイトの改善点を洗い出すときに有用
モバイルフレンドリーテスト - ここに報告されるエラーは必ず潰しておきたい
サーチコンソールのモバイルユーザビリティレポート
これらを使いこなして、モバイルユーザーにやさしいサイト作りをしていきたいですね。
App Indexing
ウェブページだけでなくアプリもインデックスできるようになろう、ということで始まったApp Indexingですが、もともとは2013年10月に発表された技術でした。
しかし、ランキングシグナルに追加されるなど、2015年は「App Indexing元年」と言っても過言ではないくらい、動きの多い1年でした。
- 2015年2月27日:App Indexingのランキングシグナル追加
参考:http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/02/finding-more-mobile-friendly-search.html
- 2015年5月22日:サーチコンソールのApp Indexing対応
参考:http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/05/rolling-out-red-carpet-for-app-owners.html
- 2015年5月28日:iOS対応
参考:http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/05/surfacing-content-from-ios-apps-in.html
- 2015年10月1日:App Indexing APIがランキングシグナル追加
ランキングシグナルに加わったり、iOSへの対応以降、App Indexingに対応したアプリ・ウェブが多くなってきた印象があります。
今後、ウェブサイトを持たないアプリのApp Indexing対応なども予定されていますので、ウェブマスターだけでなく、アプリ開発者も検索エンジンと向き合う必要が出てきそうです。
弊社ではメディア事業部と連動し、App Indexing周りの研究を進めるとともに、ナレッジの蓄積を進めております!
2016年の展望 この先SEOはどうなる??
ここまでは2015年の振り返りでした。ここからは、2016年に重要になってくると思われるSEOの指標を予想したいと思います。
高まるモバイル対応の重要性
2015年に初めて導入された「モバイルフレンドリーアップデート」からも分かるように、Googleはモバイルでの検索体験向上にかなり力を入れています。総務省の調査では2014年度のスマートフォン利用率は62.3%と言われるほど普及しているこの世の中で、ウェブサイトのモバイルへの最適化は、SEOの観点だけでなく、マーケティング的な観点からも重要であると言えます。
ユーザーファーストなウェブサイトの設計
GoogleのCEOであるラリー・ペイジは「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである」と述べています。つまり、Googleはユーザーのニーズを満たすウェブサイトをユーザーに見せてあげたい、と考えているわけです。
検索エンジンの性能が悪かった昔はブラックハットなSEOが横行しましたが、性能が上がり、検索エンジンはこれまで以上にユーザーと同じ様にサイトをクロールすることができるようになりました。
モバイルフレンドリーアップデートもウェブのセキュア化も表示速度の高速化も、全てはGoogleがユーザーのためを考えた施策なんですね。
インタースティシャルを用いたモバイルサイトの順位を下げるアップデートがあったように、今後もユーザーの利便性をそぐような施策は淘汰されるとともに、利便性を追い求めているサイトの評価はどんどん上がっていくと思われます。
高品質なコンテンツ
こちらも基本中の基本ではありますが、今後どんどん重要になってくると思われる指標です。
2015年11月には「検索品質評価ガイドライン」がGoogleから公開されましたが、「Page Quality Rating Guideline」の項目にかなりのページ数を割いていることからも、Googleが高品質なページを適切に評価したいことがわかります。
コンテンツマーケティングなどが注目され、雨後の筍のようにさまざまなコンテンツが出ては消え、出ては消え…な世の中で、「ただ単に作っとけばいい」というコンテンツは終わりました。
これからは、リーチしたいユーザーにいかに刺さるコンテンツを作れるかを、Web担当者やSEO担当者だけでなく、マーケティング担当や現場担当者なども巻き込んで考えていくことが重要だと考えます。
結局本質は何も変わっていない!SEO業界
以上、2015年の総括と、2016年の見通しをお届けしました。
よく「SEO業界は情報がいろいろ変わるから大変ですね」とおっしゃられる方がいます。もちろん最新トピックを追うことは重要ですが、こうしてまとめてみるとGoogleが言っている本質は何も変わっていません。今までもこれからも「ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するもの」を、検索エンジンが理解しやすい方法で構築することが、SEOのお仕事です。
これからも、ユーザーと検索エンジンにやさしいウェブサイト作りのお手伝いを頑張らせて頂きますので、2016年も引き続きよろしくお願い致します!
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