経営ダッシュボードで重要指標をひとめで把握!判断スピードを高速化

ご相談のきっかけ

旧来はEXCEL、数年前からGoogleスプレッドシートで個人の営業成績や顧客・プロジェクトごとの売上を管理。一定の効率化は進んだものの、下記のような課題を同時に抱えていました。

  • 管理上・セキュリティ上の問題でより厳密な数値管理をしたい
  • 見たいときに見たい形で数値がまとまっておらず都度集計と可視化が必要
  • データが重く、時間がかかる

課題解決のプロセス

  1. 要件定義:データフォーマットと作業フローの見直し
  2. データ入力フォーマットと統合基盤の構築
  3. ビジュアルダッシュボードの構築
  4. マニュアルの作成とオペレーションフローの定着化

要件定義:データフォーマットと作業フローの見直し

必要なデータやこれまでの入力オペレーションなどをすべて見直し、必要な視点・切り口・粒度で分析ができるように、入力フォーマットとオペレーションフローを見直し、要件の再構築をおこないました。

また必要な分析をおこなうためには各データをどのように結合すべきかも整理をおこない、データ同士を一意のキーで統合するため、表記揺れをおこさないためのデータマスタも作成しました。

データ入力フォーマットと統合基盤の構築

CRMツールであるSales Cloudをすべてのデータの入力・集積・統合基盤として採用。前述の個人営業成績や顧客ごとのデータの管理をSalesforce社のSales Cloudに移管しました。

  • 顧客企業、営業スタッフ、プロジェクト、各指標のデータベースを構築
  • データ統合および表記揺れ防止のためのデータマスタの登録
  • 入力インターフェースの設計
  • データの自動統合や自動計算のロジック構築

ビジュアルダッシュボードの構築

可視化には、デジタルマーケティング事業でデジタル広告の自動レポートダッシュボードを構築して活用していたBIツール、datoramaを活用することに。

どのようなタイミングでどのような切り口で情報を見たいか、活用シチュエーションを具体的に洗い出して、それぞれの目的に特化したダッシュボードを構築。

  • 営業成績の進捗サマリと今後のヨミ
  • チーム単位、メンバー単位、プロダクト単位の達成状況
  • 顧客単位の実績や推移
  • 業種、獲得経路、プロダクト単位の分析
  • 各種ランキング
  • 期間比較

などそのとき見たい視点のデータをすぐに確認することを可能にしました。

マニュアルの作成とオペレーションフローの定着化

環境が整っても、正確な入力が徹底されなければ意味のないデータになってしまいます。

入力フォーマットや作業フローが変わったこともあり、マニュアルの作成、複数回の勉強会の実施、よくある入力ミスの収集したうえでの防止策の考案・注意点の周知・システム自体のブラッシュアップ、個別のフォローなど定着のための活動を継続し徹底しました。

アウトプットイメージ・納品物

ダッシュボードイメージ

ダッシュボードイメージ1
ダッシュボードイメージ2

システム全体図

システム全体の概要です。

システム全体の概要

成果

これ今どうなってると関係各所に聞いたり、知りたい情報があるときにデータをもらって集計したりの手間がなくなりました。見たい時、見たい形のデータにすぐアクセスでき、さらにフィルタを掛けて情報を絞り込んだり、切り口を変えたりできるため、情報の確認、インプットの速度があがり、意思決定の高速化につながっています。

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