ご相談のきっかけ
高度な独自技術と質の高い手術で評判の高いクリニックでしたが、サイトへの流入はブランドワードがメインと、クリニックの名前を知っている方しか訪れていない状況でした。そのため、サイトの訪問者は少なく、サイト経由の初診予約も少ない状況でした。
今後、さらに事業を拡大していくうえで、サイトの訪問者を増やしていく施策が必須であるとの考えから、ご相談をいただきました。
課題解決のプロセス
まずは来院のきっかけとなる機会を増やすべく、専門領域の病名や症状といったキーワードにおける市場のニーズと競合分析、必要な施策の洗い出しを行いました。その結果、訪問者増加のために必要なページ数が足りないこと、また、サイト全体の情報量が不足していることがわかりました。
加えて、サイトを立ち上げたときにはSEOの観点が考慮されておらず、サイト内のあらゆる面で検索エンジンに適切に認識されていない箇所が多く存在していたため、検索エンジンから正しく評価してもらえるよう、テクニカルな面での改善が必要であることもわかりました。
上記の分析結果から、
- サイト全体のテクニカルな面での継続的な改修
- 病名や症状に関するコンテンツの継続的な追加
の施策をご提案いたしました。
実施内容
- KPI達成に必要なキーワードのニーズ調査
- 検索ニーズに基づくテーマ案・構成案のご提案
- ライティングいただいたコンテンツのSEO観点レビュー
- 現実の世界での専門性・権威性・信頼性を検索エンジンにも的確に伝えるためのページ構成最適化
- WordPressサイトにおいて必要な検索エンジン最適化
専門領域の病名における順位の上昇と、サイトの流入数増加をKPIとして、上記施策を継続して実施いたしました。
お客さまに実施いただいたこと
- 弊社提案のテーマ案のご確認
- コンテンツのライティング
- コンテンツの監修
医療分野はいわゆるYMYL(Your Money Your Life)領域と呼ばれ、信頼性や専門性、情報の正確さ、誰が・いつ書いたものなのかといった部分が重要です。
信頼性・専門性に関しては、その分野の第一人者であるお客さまが一番であると考え、コンテンツのライティングや監修については、お客さま側で実施いただきました。
流入数増加のためには多くのページ制作が必要で、お手数をおかけしてしまう場面も多くありましたが、弊社の提案を信頼いただき、ご協力いただきました。
並行して実施した施策
- リスティング広告(Google、Yahoo!)
- SNS広告(Facebook)
ほか
成果
施策開始から2年間で、専門領域の病名における順位は1位を達成。サイトの流入数については施策開始前の100倍まで増加しました。それにともなって、お問い合わせ数も施策前後比で8.5倍まで伸ばすことができました。
デジタルアイデンティティ担当者からのコメント
症状や病名といったキーワードは、クリニックにとっては商材親和性の高いキーワードですが、近年、検索エンジンからの評価が厳しく、順位上昇が難しい分野でもあります。しかし、現実の世界での専門性・権威性・信頼性を、ネットの世界にいる検索エンジンにも正しく伝えるための施策を実施すれば、成果につながるサイトへと成長させることができると考え、施策を進めました。
課題 | |
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サービス | |
支援期間 | 2019年7月~(2年1ヵ月間) |