ECの顧客をペルソナごとに徹底的に分析してコミュニケーションの最適化、購入頻度や購入率を改善

ご相談のきっかけ

モール型ECサイトのお客様です。オープンから数年経ち一定のユーザーを獲得していました。更なる売上増加を目指し、数値根拠を元にしたPDCAの実行を模索しており、弊社にお声掛けいただきました。


課題解決のプロセス

まずはボトルネックを調査することで、一番効果的な改善ポイントを抽出しました。

モール型のECということで様々な属性のユーザーの訪問が見られていたため、それぞれのペルソナごとの傾向を調査し、施策を行いました。施策に関しては内容ごとにKPIを使い分け、施策評価しました。

実施内容

【ボトルネック調査】

  • 「サイト訪問→商品閲覧→カート追加→購入」という流れのファネル分析
  • 商品カテゴリーごとの購入状況の調査

など

【ペルソナごとの分析】

  • 年齢/性別・購入情報(商品・商品カテゴリー)を基にした分類
  • 分類したペルソナごとに個人の行動データを調査

など

【施策評価】

  • メール施策に関してタイトル・商品内容・訴求ポイント・配信タイミングなどの調整し、施策に合わせて、開封率・クリック率・購入金額などKPIの選択

お客さまに実施いただいたこと

  • ユーザー分析、メール配信のための顧客リストのご提供
  • メール配信の実施

成果

複数行った施策の中でいくつか成果を記載します。

【施策1 専用コンテンツの作成】

休眠顧客向けのコンテンツを作成
1年以上購入が無かった休眠顧客の購入を54件/月獲得

【施策2 メールの配信内容の最適化】

ABテストの実施

  • 開封率50%改善(14.5%→21.7%)
  • 購入率19%改善(2.6%→3.1%)

【施策3 メールの配信時間の最適化】

ABテストの実施

  • クリック率31%改善(20.8%→27.2%)

数値を基に評価できるような環境下で施策を行ったため、仮説-検証型でPDCAを回すことができ、数値が改善しなかった施策もその知見を次の施策案に活かすことができました。

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