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アドネットワークとDSPって何が違うの?図でわかりやすく説明!

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Miyajima Yuta

新卒一年目です。まだまだ分からないことだらけです。日々勉強。

趣味:犬と遊ぶこと、テニス、食べること、音楽を聴く/演奏する
好きなもの:車

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こんにちは!皆さんはスマートフォンやパソコンをどれくらいの頻度で触るでしょうか。
スマートフォンやパソコンは現代人にとって必要不可欠であるといっても過言ではありません。

そんなスマートフォンやパソコンを操作していて、バナー広告を目にしないことはありません。
日常的に目にするバナー広告ですが、膨大な数のメディアがある中でどんなプロセス、ロジックで配信されているのでしょうか。

※このブログにおける「メディア」はwebサイトやスマホアプリなど、バナー広告が表示される広告枠があるメディアすべてを指します。

 

バナー広告が配信されるまで

バナー広告は広告主が消費者に向けて、メディアの持つ広告枠を介して掲載する広告の一つです。

 

広告配信の流れ

「広告主がメディアの広告枠に広告を掲載し、消費者がそれを目にする」と聞くとシンプルなプロセスに思えますが、一言でメディアといっても現実には、webサイトからスマホアプリまで様々な種類がありますし、それぞれの数も膨大です。
そのため、広告主の立場に立つと管理方法が複雑化し、「一つ一つ掲載するのがめんどくさいなあ」とか「どこに掲載してもらうのがいいのかわからないなあ」という悩みが出てきます。

広告主の悩み

そういった悩みを解決するべく、膨大な広告枠を束ねてくれたのがアドネットワークです。

アドネットワークとは

前述したとおり、アドネットワークとは、webサイトやブログ、SNSなど、複数メディアの広告枠を束ねているネットワークのことです。

アドネットワークの仕組み

これによって広告配信の際、ネットワークに加盟しているメディアに一括して配信できるため、手間がかからずに済むようになりました。
また、それまでメディアごとにばらばらであった課金形態が統一されたため、広告運用の管理負担が減りました。

アドネットワークの強み、弱み

前述したとおり、アドネットワークにはネットワークに加盟しているメディアに一括して広告を配信できるという強みがあります。
また、広告に関する各種データも収集できるようになったので、より効率の良い広告運用ができるようになりました。

一方で、ネットワークの中では広告枠の指定ができないという弱みがあります。
この問題点を解決するために生まれたのがDSPです。

アドネットワークとDSPの違い

まず大前提として、アドネットワークは「ネットワーク」であり、DSPは「ツール」であるという違いがあります。
よく勘違いされやすいのですが、DSPはあくまでツールであるため、広告枠を持っていません。

また、アドネットワークでは広告枠が「面」で確保できる一方、DSPでは広告枠が「人」で確保できるという違いがあります。

 

 

DSPとは

アドネットワークが登場したことによって、バナー広告の取引枠は爆発的に増加しました。
結果として、アドネットワーク登場前と比べると取引の内容が細かくなり、取引が行われる回数も増加しました。
また、扱っているユーザーデータも膨大な数になり、これら一連の流れを処理するためのシステムが必要とされていたのです。

DSP(Demand Side Platform)とは、広告効果を最適化する、広告主のためのツールのことです。
DSPはアドネットワークや個別媒体などを一元的に管理しており、半自動的に最適な広告配信を行ってくれるので、広告主の広告運用の管理負担はさらに小さなものとなりました。

DSPの仕組み

DSPはSSP(Supply Side Platform:広告収益を最適化する、媒体のためのツール)等と接続されており、いくつかのプロセスを経てDSP広告が配信されます。DSPの仕組みを簡単に説明した図を載せておきます。

dspの仕組み

図に従って説明すると、

  1. SSP1の管理下にある広告枠(今回は広告枠2)のあるメディアに消費者が訪れ、インプレッションが発生します。すると、
  2. SSP1は、接続されている各DSP(今回はDSP1,2,3)に入札をリクエストします。
  3. 広告枠2を取りたいと考えている広告主(今回は広告主1,3,5)により入札が行われ、DSPごとの入札最高額が決まります。
  4. 各DSPで入札額を比較したとき、最も入札額が高かったDSP(今回はDSP3)に、最高額を入札していた広告主(今回は広告主3)の広告が、広告枠2に配信されます。

以上のやり取りが1インプレッションごとに行われるのです。

DSPの強み、弱み

DSPの最大の強みは、「人」にアプローチできるところです。

DSPはデータベースに基づいて運用されており、それぞれ顧客情報などを保持しているため、「~な人」(例:30代でガーデニングに興味がある主婦)というカテゴリーで狙い撃ちができ、広告効果の向上が図れます。

一方で、広告に関連のないメディアに配信されてしまう可能性があるという弱みがあります。

アドネットワークとDSPの使い分け

アドネットワークとDSPの特徴をおさえたうえで、実際に運用する際には「面」と「人」のどちらにアプローチしたいか、という点が重要です。

「特定のターゲットをピンポイントで狙うのではなく、とにかく広く配信したい」という場合はアドネットワークが適していますし、「人に狙い撃ちし、運営の手間を減らしたい」というのであればDSPが適しているといえます。

加えて、アドネットワークを介する際には、それぞれのネットワークにどんなメディアが加盟しているか把握しておく必要があります。
もちろん、DSPにもそれぞれ得意とする分野があるので、「~な人にアプローチしたい!」という意図にあわせて、使用するDSPを選択する必要があるといえます。

ただしアドネットワークもDSPも日々、進化しています。GDNYDNといった主要なアドネットワークは、DSP的な側面を持ち始めたので、使用する際には注意が必要です。

まとめ

アドネットワークやDSPの登場によって、広告配信側の負担は格段に減りました。
負担が減った分広告制作にかけられる時間が増えたわけですから、より質の高い広告を制作していきたいですね。

 

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