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パンダアップデート4.2始動!その影響と過去のパンダアップデート総まとめ

パンダアップデート4.2始動!その影響と過去のパンダアップデート総まとめ

私がご紹介します

Kaneko Yoshiaki

KanekoYoshiaki SEO Div. チーフコンサルタント

2014年よりSEOアナリストとしてさまざまな規模・業種のサイトを担当。 WordPressやMovable Typeのユーザーコミュニティが主催するセミナーへの登壇経験多数。制作・システムサイドの知見を活かし、不動産サイトや超大規模ECサイトなどの複雑なサイトへのSEOコンサルティングや、リニューアル時のSEO基盤形成などを得意とする。

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Googleがパンダアップデートの更新を行ったことを認めたと「Search Engine Land」が報じました。前回のアップデートの発表が14年の9月下旬でしたから、実に10ヶ月ぶりの更新となりました。

当記事では、今回で30回目となるパンダアップデートに関してSEO上の影響についてまとめています。また、後半部分ではこれまでのパンダアップデートを総まとめで振り返り、今後のSEO対策に関しても記述しています。

パンダアップデート4.2の内容

「Search Engine Land」によると、今回のパンダアップデートは非常にゆっくり行われており、完全にロールアウトされるには数ヶ月かかる可能性があると紹介されています。

完全なロールアウトがゆっくり行われるということは、アップデートによる順位変動を認識することが難しくなると捉えられるでしょう。

これまでのアップデートと比較して考えてみます。例えば、アップデートの発表が行われた時期に比較的大きな順位変動が見られたのであれば、それはアップデートの影響である可能性が高いため適切な対策を施せばよかったのですが、数ヶ月間アップデートが行われ続けている場合、果たして何による影響なのかがわかりにくく、対策も難しくなります。

ただし、今回のアップデートもこれまでのパンダアップデートと大きく変わることはありません。
検索ユーザーのニーズや課題を満たす質の高いコンテンツを保有するページの評価が高まり、そうでないページの評価は低下するというこれまで通りのパンダアップデートです。これにより、今までパンダアップデートの影響を受けず順位の高かった一部の低品質なサイト達の順位が落ちる事は十分に考えられます。

パンダアップデートの影響は?

今回のパンダアップデートによる影響は、英語の検索結果全体の2~3%程度に影響を与えていると述べていますが、英語圏だけでなく全地域でアップデートを行っているという情報も出ています。日本語検索結果では後述する経緯もあり英語圏ほどの影響は出ないと考えられます。

2~3%の影響はどれくらい?

2~3%への影響というのはどれくらいでしょうか。

パンダアップデートが米国で初めて実施されたのは11年の2月でこの時の米国での影響は11.8%で、SEO業界では大変動だったと言われています。

しかし、日本語へのパンダアップデートはそれから1年半後の12年7月で、影響は4~5%でした。
また、14年9月に行われた前回のパンダアップデート4.1では影響は3~5%と言われており、今回のアップデートの影響は比較的小さなものであると考えられます。

過去のパンダアップデート総まとめ

パンダアップデートが初めて実装された11年の2月から、過去のパンダアップデートを振り返って紹介していきます。

そもそもパンダアップデートとは

まず、パンダアップデートが何を行っているか再度まとめてみました。パンダアップデートとはコンテンツが高品質なサイトの評価を高め、逆に低品質なコンテンツを持つサイトの評価を下げるというアップデートです。現在もまだ見られますが、具体的には下記のようなページに対して対策が行われました。

  • 他のサイトのコンテンツをコピーしただけの独自性のないコンテンツを載せているサイト
  • 特定の検索キーワードで検索結果の上位に表示されることのみを目的に作成されたサイト
  • 上位表示をさせたいキーワードを含む形で、プログラムにより自動生成されたテキストで作られたコンテンツを持つサイト

などです。つまり、ユーザーの検索体験を損ねる、ユーザに取って意味のない(品質の低い)ページが検索結果から排除された形になります。

過去のパンダアップデートの影響

英語圏のみでの影響となりますが、「Search Engine Land」が公表しているパンダアップデートの影響を日本語でまとめました。

  • 2011年2月24日:11.8%
  • 2011年4月11日:2%
  • 2011年5月10日:公表されておりません
  • 2011年6月16日:公表されておりません
  • 2011年7月23日:公表されておりません
  • 2011年8月12日:6-9%
  • 2011年9月28日:公表されておりません
  • 2011年10月19日:約2%
  • 2011年10月19日:1%以下
  • 2012年1月18日:公表されておりません
  • 2012年2月27日:公表されておりません
  • 2012年3月23日:約1.6%
  • 2012年4月19日:公表されておりません
  • 2012年4月27日:公表されておりません
  • 2012年6月9日:1%
  • 2012年6月25日:1%
  • 2012年7月24日:1%
  • 2012年8月20日:1%
  • 2012年9月18日:0.7%以下
  • 2012年9月27日:2.4%
  • 2012年11月5日:1.1%
  • 2012年11月21日:0.8%
  • 2012年12月21日:1.3%
  • 2013年1月22日:1.2%
  • 2013年3月15日:
  • 2013年6月18日:今後は公表はしないことを発表

参考URL:Search Engine Land

今後のSEO対策

今回実施されたパンダアップデート4.2及び過去のパンダアップデートについてまとめてきました。
パンダアップデートは今後とも更新され続けますが、SEO対策の本質もパンダアップデートの内容も大きく変わることは無いでしょう。

Googleはユーザーの検索キーワードからユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンを目指しています。そのためにはユーザーを満足させることのできる質の高いページの評価を高め、逆に検索体験を損ねるような質の低いページの評価を落とす事は当然でありこの考え方が変わることはないと考えられるためです。

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